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2019年05月31日

実習風景 端艇実習②

今回は端艇実習の第2段階の様子をお届けします。

端艇実習の回数を重ねるごとに、漕ぎ方にも慣れてきました。
最初の頃はばたついていたオールさばきもこのようにそろってきました。

本日の目的地は静岡鉄道新清水駅横の鉄橋です。折戸湾から巴川を逆のぼっていきます。
艇指揮がかける号令の下、どんどん進んでいきます。

途中で配置を交代しながら、鉄橋を目指して清水の市街地を進みます。

沿道の市民の方からも「頑張ってー」という暖かい声をもらいました。

出発して約一時間半、今回の目的地である静岡鉄道の鉄橋までやってきました。いつも利用している電車を川から見上げて達成感を得ました。


艇内作業や舵の取扱いについて一つ一つ覚えながら、一人前の船乗りに近づいていきます。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 17:07Comments(0)

2019年05月24日

オープンキャンバス(見学型)を実施しました!

令和元年5月18日(土)にオープンキャンパス(見学型)を以下の内容で実施しました。
①学校・入試説明会
②キャンパスツアー
  寮・校内設備見学
  授業見学等

最初に、本校教務課長から学校のカリキュラム、特色や船員生活の特殊性と魅力などについて説明をしました。

参加者は小グループに分かれ、授業参観の形で校内の授業を見学しました。

実習の見学では、航海科のロープワーク実技試験の様子(下写真)や、機関科の文鎮製作の様子などを見学しました。

参加者の皆様、ご来場いただきありがとうございました。
以降のオープンキャンパスの予定は以下の通りです。皆様のお越しをお待ちしています。
オープンキャンパス(体験型) 6月22日(土)
オープンキャンパス(体験型) 7月13日(土)
オープンキャンパス(体験型) 7月27日(土)
オープンキャンパス(見学型) 11月  9日(土)

オープンキャンパスについて詳しくは、以下の本校ホームページ、「オープンキャンパス・学校説明会」をご参照ください。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 10:20Comments(0)

2019年05月17日

実習風景 端艇実習①

本校では、海上実習という科目で、校内練習船かざはやを用いた実習と、カッターと呼ばれる端艇を使った実習を行っています。今回はカッター実習の初回の様子を紹介します。

下の写真が舵取り1人と12人の漕ぎ手で漕ぐカッターです。
最初に、カッター各部の名前、器具の扱い方と注意事項の説明を受けます。

オールを漕ぐ漕ぎ手が12人もいるので、全員でタイミングを合わせて漕がなければなりません。
まず、カッターを桟橋につないだままの状態で、漕ぎ方の練習をします。

全員が漕ぐことを覚えたところで、いよいよ桟橋を出発します。今回は500mほど離れたところで折り返しましたが、その時、三保半島の先に富士山が見えました!


カッター実習をとおして船を先に進めるために、全員が一致団結して力を合わせることや、船に対する潮や風の影響を経験しました。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 14:19Comments(0)

2019年05月10日

機関実技風景 安全教育&工具説明編

本校では、機関実技という科目で、船内での機械加工作業や溶接、機器類の整備について実習形式で学んでいきます。

機関実技1回目の今回は、船内作業上の注意や、怪我無く安全に作業するための安全教育と、船内作業で使用する工具類の名称と使用方法などについて学習します。
まずは安全の重要性についての説明を受けます。


次に工具の名称と使用方法の解説です。たくさん並べられた工具類、この全てに正しい名称と使用方法があります。

実物を見て、船上での経験を交えた説明を聞きます。

学生はすかさず、ノートに重要な事項のメモをとり、メモの習慣づけをします。


次回の機関実技から、実際に作業を始めます。そのときまでに使用する工具の名称と使用方法を頭に入れておかなければなりません。
また、新人船員の重要な仕事の一つに「作業工具の準備」があります。千里の道も一歩から地道に名前と使用方法から覚えましょう。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 08:47Comments(0)

2019年05月07日

航海実技風景 ニードルホイッピング編

本校では、航海実技という科目で、船で利用するロープの結び方、ロープの取扱い方や加工方法、また、ワイヤーの加工などについて実習形式で学んでいきます。

今回の実習内容はロープワーク(ロープの結び)実習で使用するマイロープ作成に伴うニードルホイッピングです。
まず、ロープを切断して、ロープの端がほつれないようにトワイン(蝋づけした糸)とニードル(針)を使って作業を行います。


教員の手本を見ながら、ロープの端にトワインを巻いていきます。


扱うトワインもニードルも裁縫用の針と糸とは違って太いため、なかなか思うようにはいきません。


苦戦しながら完成させてOKが出れば、ニードルホイッピング合格です。


実技という科目は、一度学習したから次回も出来るというものではありません。
練習あるのみ!完全に体得するまで頑張りましょう!
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 15:50Comments(0)