国立清水海上技術短期大学校 ホームページ

2019年09月26日

海上実習風景 船橋班編

今回は海上実習での船橋(ブリッジ)の様子を紹介します。
4月から校内練習船かざはやを用いての海上実習に取り組んできました。
徐々に段階も進み「教えられてからやる」から「身につけたことをやる」実習段階に入りました。

船橋班の業務は発航前の点検から始まります。
船橋班はまず出航前に、船の航海灯が点灯できるかどうかを点検します。

さらに船橋内の各種航海計器を点検します。写真はGPSの点検です。

航海計器の点検が終われば、主機関の試運転です。機関室と連絡を取り合いながらエンジンやプロペラの状態を点検します。

発航前点検に異状が認められないことを確認後、出航します。各係(サブワッチ、操舵当番、計器当番、見張り、気象観測)に分かれて船を操ります。

港内の建物や灯台などの物標の方位を調べ、海図に自船の位置を記入します。

教員からアドバイスを受けながら、約1時間半の実習を行いました。


一回、一回の実習で出来ることを増やし、10月の戸田巡航、2年生の大型練習船による乗船実習に生かします。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 08:00Comments(0)

2019年09月19日

実習風景 海図実習

今回は海図実習の様子を紹介します。
海図の取扱いは、「チャートワーク」と呼ばれ、航海士の仕事の中でも、速さと精確性の両方が求められます。

灯台などの物標の方位と距離から、自船の現在位置(船位)を求めます。
海図作業専用の定規である「井上式三角定規」を使用し、方位線を海図に引きます。


求めた船位、船が移動した距離と経過時間から船速を計算します。

船位と計算した船速から、1時間後の推測位置を求めます。
ここでは距離や速力を測るための「ディバイダー」を使用します。

計算結果と推測位置を海図に記入し教員のチェックを受けます。


今は時間がかかっても、早く精確に仕事をこなすため練習あるのみです。


  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 08:00Comments(0)

2019年09月18日

防災訓練

9月2日(月)に南海トラフ地震と、地震に伴う津波の襲来を想定した防災訓練を行いました。

学生は事前学習として、まず南海トラフ地震についての最新情報と、学校の対応計画について勉強しました。

震度7地震により、11mの津波が発生した想定の下、学生寮と校舎の一番高い場所に避難し、一番大切な人員確認を行いました。

人員確認後、以下のような地震防災隊を発動しました。

地震防災本部 ───地震防災隊 ─┬─救護班
                ├─救急物品搬出班
  ├─食糧搬出班
  ├─設定班
  ├─警備巡察班
  ├─事務危機管理班
  ├─情報連絡渉外班
  └─総括・避難誘導班

発動した地震防災隊により備蓄食糧や災害時に使用する資材の確認などを行い、災害への備えを確認しました。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 19:11Comments(0)

2019年09月05日

課外活動風景 富士登山編

8月31日(土)に、有志を募って富士登山へ行きました。

学校からバスで移動し、気合い十分で6時半ごろ富士宮口5合目を出発。


清水から見る優美な富士山とは印象の違う、荒々しい斜面を登ります。

登りながら振り返ると、学校のある三保半島が見えました。

6合目から7合目を見上げるとだんだんと雲行きが怪しくなって来ました。

7合目を過ぎると雲の中に入ってしまいました。ついに風も強くなり一気に気温が下がりました。

8合目では強風とみぞれに行く手を阻まれてしまったため、やむをえず登頂を断念し下山しまた。

6合目まで戻り雲の上で昼食を食べて帰路へつきました。
  

Posted by 国立清水海上技術短期大学校【公式】  at 16:46Comments(1)